土木や測量の現場で、角度や座標の数字を電卓ひとつでサッと出したい。 そんな声をもとに、現場で本当に使える関数電卓を5台そろえて比べてみました。
この記事で紹介する関数電卓5選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | カシオ fx-JP500CW | ![]() |
指なじみのよい定番機 | Amazon楽天 |
| 2位 | シャープ EL-509T | ![]() |
559関数で財布にやさしい | Amazon楽天 |
| 3位 | ROATEE 991MS | ![]() |
土木測量にふり切った設計 | Amazon楽天 |
| 4位 | NEWYES 991ES Max | ![]() |
Type-C充電でラクに使える | Amazon楽天 |
| 5位 | カシオ fx-JP900CW | ![]() |
700機能の上位モデル | Amazon楽天 |
土木現場で関数電卓が手放せない理由
土木や測量の現場では、角度の計算や座標の割り出しを、その場で何度もくり返します。 普通の電卓だと三角関数が入っていないので、現場でパッと答えを出せません。 関数電卓ならsinやcosの計算が指先だけで終わるので、図面とにらめっこする時間がぐっと短くなります。 測量スタッフさんに話を聞くと、現場での計算スピードがそのまま一日の段取りに効いてくるそうです。 だからこそ、自分の手になじむ一台を持っておく意味が大きいわけですね。

5台を現場目線で並べてみた比較表
スペックの数字だけだと選びにくいので、現場で触ったときの感触を私なりに5段階で並べてみました。 星が多いほど現場で気持ちよく使えた、という見方をしてもらえれば大丈夫です。
| 商品 | ボタンの押しやすさ | 画面の見やすさ | 測量計算の得意さ | 電源の持ち |
|---|---|---|---|---|
| カシオ fx-JP500CW | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| シャープ EL-509T | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| ROATEE 991MS | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| NEWYES 991ES Max | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| カシオ fx-JP900CW | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
土木向け関数電卓 売れ筋5台
第1位 カシオ fx-JP500CW 押しやすさで選ぶ定番機

土木の現場で最初の一台に選ぶなら、まずこれを触ってみてほしいカシオの定番機です。 丸いキーが指の動きに沿って並んでいて、長い座標計算でも押し間違いが減りました。 私が現場見学でお借りしたときも、素手ならテンポよく数字を入れられて、計算待ちのストレスがほぼ消えました。 500近い関数機能が入っているので、三角関数や角度の変換も画面を切り替えずに進められます。 正直、見た目は地味です。 でも毎日叩く道具としては、この素っ気なさがむしろ頼もしく感じました。 液晶が小さめなので、細かい数式を一度に見たい人には物足りないかもしれません。
指なじみのよい定番の一台
第2位 シャープ EL-509T 予算を抑えたい人の一台

とにかく予算を抑えて一台ほしい学生さんや、サブ機を探している人に向くシャープの電卓です。 559関数が入っていて値段は控えめなので、はじめての関数電卓としても手が出しやすいです。 日本語表示に対応していて、メニューを見ながら操作を覚えられるのがありがたいところでした。 スライド式のハードケースが付いていて、工具箱に放り込んでも画面が傷つきにくいのは現場向きだと感じます。 ボタンはやや軽めなので、強く叩くクセがある人には頼りなく感じるかもしれません。 それでもこの価格でこの機能はうれしい水準で、はじめの一台にちょうどいいです。
559関数で財布にやさしい
第3位 ROATEE 991MS 土木測量にふり切った一台

商品名にずばり土木測量対応とうたっているだけあって、現場の計算を意識した一台です。 401関数が入っていて、角度や面積の処理を現場でサッと終わらせたい人に向きます。 私が話を聞いた測量スタッフさんは、価格が手ごろなので予備としてカバンに常備していると言っていました。 数字キーがほどよく大きく、屋外の明るい場所でも見やすかったのが好印象です。 ただ海外メーカーということもあって、説明書の日本語が少し読みにくい部分がありました。 基本の操作は国産機と近いので、慣れている人なら戸惑わずに使えるはずです。
土木測量にふり切った設計
第4位 NEWYES 991ES Max 充電式でラクできる一台

電池交換のわずらわしさから解放されたい人に向く、Type-C充電タイプの一台です。 417関数が入っていて、普段使いの計算から測量の角度計算までこなせます。 ケーブル一本で充電できるので、スマホと同じ感覚で電気を足せるのがズボラな私にはありがたかったです。 充電式なので、いざ使うときに電池切れという展開が起きにくいのも現場向きだと感じました。 バッテリーがへたってくると交換しづらい点は、長く使ううえで気になるかもしれません。 それでも毎日持ち歩く人ほど、この充電のラクさはクセになります!!
Type-C充電でラクに使える
第5位 カシオ fx-JP900CW 計算の幅を広げたい人へ

計算の幅をできるだけ広げておきたい人に向く、カシオの上位モデルです。 700を超える関数機能が入っていて、複雑な式や統計の処理まで一台でこなせます。 画面が濃淡表示で見やすく、長い式を追いかけても目が疲れにくいと感じました。 数式をQRコードにしてスマホで開ける機能もあって、計算の確認を仲間と見せ合いやすいのが今っぽいところです。 機能が多いぶん値段は上がるので、基本計算しか使わない人には少し贅沢かもしれません。 ここまで入っていれば買い替えを長く考えずに済むので、私は正直これ一台で十分だと思いました。
700機能の上位モデル
測量計算が速くなる電卓の使いこなしのコツ
買ったその日に設定だけ済ませておくと、現場で迷いません。 角度の単位を度数法に合わせておく、よく使う数式をメモリーに登録しておく、この2つをやるだけで計算のテンポが変わります。 文章だけだとイメージしづらいので、直角三角形の斜辺と角度を電卓で出す流れを映した動画をのせておきます。 手元の動きまで見えるので、はじめての人でも追いかけやすいはずです。

予備としてもう一台そろえておくと心強い話
現場で電卓が一台しかないと、電池切れや故障のときに計算が止まってしまいます。 だから測量の仕事をしている人ほど、本命の一台と予備の一台を分けて持っている印象でした。 本命はカシオの上位機、予備は値段の手ごろなROATEEやシャープ、という組み合わせにすると財布へのダメージも小さく済みます。 充電式のNEWYESを車に積みっぱなしにしておく、という使い方をしている人もいました。 役割を分けておくと、いざというときに慌てずに済みますよ。
横井宗孝オフィス機器や測量まわりの道具を得意とする筆者です。今回は電卓メーカーの担当者と、土木の現場で働く技術者へのリサーチや取材をもとに記事を書きました。読者目線でのわかりやすさを大事にしています。



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