宅録を始めてヘッドホンだけで作り続けると、いざスピーカーで聴いて音のバランスに驚くことがあります。 今回はDTM向けのモニタースピーカーを5台、自室で鳴らした感想つきで紹介します!
この記事で紹介するDTM向けモニタースピーカー5選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | M-AUDIO BX3 120W | ![]() |
入門に手が届く定番ペア | Amazon楽天 |
| 2位 | Edifier MR4 42W | ![]() |
1万円以下のフラット入門 | Amazon楽天 |
| 3位 | Edifier M60 66W | ![]() |
制作も鑑賞も兼ねる一台 | Amazon楽天 |
| 4位 | M-AUDIO BX4 120W | ![]() |
低音に余裕の4インチ | Amazon楽天 |
| 5位 | YAMAHA HS5W 2本 | ![]() |
定番の白い本格モニター | Amazon楽天 |
モニタースピーカーは普通のスピーカーと何が違うのか
ふだん音楽を聴くスピーカーは、低音を盛ったり高音をきらびやかにしたりと、音を気持ちよく色づけして鳴らすものが多いです。 DTMで使うモニタースピーカーは逆で、音をなるべくそのまま、平らに鳴らすのが役目になります。 色づけのないフラットな音だからこそ、自分のミックスの粗やバランスの崩れに気づけて、ヘッドホンだけでは見えにくい曲全体のバランスがつかめます。
宅録だとアンプ内蔵のパワードタイプが扱いやすく、オーディオインターフェースから直接つなぐだけで音が出ます。 自室は5畳から8畳くらいの人が多いので、4インチ前後のニアフィールドという小型クラスが現実的な選び方になります。

宅録目線で5台を並べてみた
音のフラットさや夜の小音量での聞きやすさは、数字に出にくいけれど宅録では地味に効いてくる部分です。 下の表は、私が自室で同じ曲を流しながら付けた体感の5段階評価です。
| 商品 | サイズ | 音のフラットさ | 夜の小音量での聞きやすさ | 宅録での扱いやすさ |
|---|---|---|---|---|
| M-AUDIO BX3 | 3.5インチ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| Edifier MR4 | 4インチ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| Edifier M60 | 3インチ級 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| M-AUDIO BX4 | 4.5インチ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| YAMAHA HS5W | 5インチ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
サイズが大きいほど低音は出しやすくなりますが、狭い部屋だと低音が回りすぎて逆に聴き取りにくくなります。 夜に小さな音で作業する人は、小型で素直に鳴るモデルのほうが結果的に作業がはかどります。
DTM向けモニタースピーカーおすすめ5選
第1位 M-AUDIO BX3 スタジオモニタースピーカー 120W

はじめての宅録モニターとして長く名前があがるのが、M-AUDIOのBXシリーズです。 3.5インチと小ぶりながらペアで1万円台から狙えて、フラット寄りの素直な音で自分のミックスを判断しやすいのが大きな利点でした。 前面のボリュームつまみで音量をサッと変えられるので、夜の作業から昼の確認までストレスが少ないです。
低音の量そのものは上位の大型機にはかないませんが、宅録の判断用としては十分でした。 ズンと響く迫力を求める人は、同じシリーズの大きいモデルを見ておくと納得しやすいです。
入門に手が届く定番のフラットペア
第2位 Edifier MR4 42W モニタースピーカー アンプ内蔵 DTM

とにかく安く宅録のスタートを切りたいなら、EdifierのMR4が刺さります。 4インチのアンプ内蔵で、ペア1万円を切る価格なのにフラット寄りのモニターらしい音を出してくれます。 深夜にボリュームを絞っても音のバランスが崩れにくく、小音量での作業が多い人と相性が良かったです。
この値段でモニターらしい音が手に入るの、控えめに言って反則です!! 最初の一台に予算をかけたくない人ほど、まずこれで耳を慣らすのをおすすめします。
1万円以下で買えるフラット入門機
第3位 Edifier M60 マルチメディアスピーカー 66W Bluetooth ハイレゾ

制作だけでなく、ふだんの音楽鑑賞も一台でこなしたい人に向くのがM60です。 66Wと音圧に余裕があり、USB-CやBluetoothにも対応するので、パソコンともスマホとも手早くつなげます。 ハイレゾ音源を流すと音が立体的に広がって、作業の合間のリスニングがちょっとした楽しみになりました。
正直、純粋なフラットさでは専用モニターに一歩ゆずります。 ただ仕事用パソコンの横に置いて、制作と動画とゲームを行き来する私の使い方には、この器用さがちょうど良かったです。
制作も鑑賞も器用にこなす一台
第4位 M-AUDIO BX4 スタジオモニタースピーカー 120W パワード

BX3より一回り大きい低音がほしいなら、同じM-AUDIOのBX4が候補に入ります。 4.5インチのウーファーで、ベースやキックの量感がしっかり出るので、低音を重視するジャンルの確認がしやすくなります。 打ち込みのダンス系を作る友人に貸したら、キックの抜けが分かりやすいと喜んでいました。
そのぶん本体は少し大きく、机が狭いと置き場所に悩むかもしれません。 低音が回りやすい部屋では、壁から少し離して背面スイッチで整えると落ち着きます。
低音に余裕のある4.5インチ
第5位 YAMAHA HS5W パワードスタジオモニタースピーカー 2本

本気で音を追い込みたくなったときの定番が、ヤマハのHSシリーズです。 5インチの白いモデルで、プロの現場でも置かれている素直でフラットな音が、自宅でそのまま手に入ります。 真っ白な見た目はデスクにもよく映えて、音はもちろん所有する満足感も高い一台でした。
価格は今回の中で一番高く、入門用というより一歩進んだ人向けです。 音をごまかさない分、自分のミックスの粗もはっきり出るので、最初はちょっと心が折れるかもしれません。 それでも長く使える本物なので、ステップアップ先として覚えておくと良いです。
現場でも使われる白の本格モニター
置き方ひとつで音が変わる、宅録セッティングのコツ
モニタースピーカーは、買って机に置くだけだと本来の音が出きらないことがあります。 耳とスピーカーで正三角形を作り、ツイーターの高さを耳に合わせるだけで、音の輪郭と左右の位置がぐっとはっきりします。 壁にぴたっと寄せると低音が増えすぎるので、少し離して背面スイッチで整えるのがコツです。
スピーカーの下に硬めのインシュレーターを敷くと、机に伝わる振動が減って低音がにごりにくくなります。 百円ショップの硬いフェルトでも変化を感じられるので、まず一度試してみてほしいです。

音をもっと追い込むために足したいもの
スピーカー本体が決まったら、まわりの小物で音はさらに伸びます。 インシュレーターやスピーカースタンドで土台を安定させると、同じスピーカーでも音の見通しが変わります。 オーディオインターフェースをまだ持っていないなら、そこを整えるとノイズが減って判断がしやすくなります。
防音まではいかなくても、厚手のカーテンや小さな吸音材を足すだけで、部屋のクセが少し落ち着きます。 小さな工夫を重ねるほど、スピーカー本来の素直な音に近づいていきます。
宅録モニタースピーカー選びのふりかえり
初めての一台ならM-AUDIO BX3かEdifier MR4、制作と鑑賞を兼ねたいならM60、本気で追い込むならYAMAHA HS5Wという並びになりました。 部屋の広さとふだんの音量を思い浮かべながら、自分の宅録環境に合う一台を選んでみてください。
横井宗孝パソコン周辺機器を得意とする筆者です。今回は宅録経験者や楽器店スタッフへのリサーチに加え、自室でモデルを鳴らし比べた取材をもとに記事を書きました。これから音楽制作を始める人にも分かりやすい言葉を心がけています。



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