キャンプツーリングの荷物を縛ろうとして「シートにフックがない」となる、ライダー全員が一度は通る道。荷掛けフックの増設は知っておくと一生使えるノウハウです。
バイクの荷掛けフックを選ぶときに押さえる3つの基準
バイクのフックは取り付け位置と材質、見た目で印象がガラッと変わります。取り付け箇所の適合、耐荷重、見た目の目立たなさの3つを軸に選ぶと、買って外す可能性が低くなります。
② 載せる荷物の重さ(軽い小物か、テント+寝袋など重量物か)
③ バイクのジャンル(アメリカン、SS、ネイキッド、アドベンチャーで合う形が違う)
④ 見た目の好み(樹脂で目立たないタイプか、メッキで主張するタイプか)
最初に選ぶなら、ナンバープレート取付タイプから入るのが無難。耐久性を期待しすぎず「小物の固定用」と割り切ったほうが、買ってからガッカリしないコツです。

ライダーに選ばれているバイク荷掛けフックおすすめ3選
バイク用品店スタッフへの取材と、Webikeなどのランキングを元に、評判の高い3本を順位付けしました。
第1位 デイトナ バイク用 汎用荷掛けフック 2個入り 93018

バイク用品の老舗デイトナの汎用荷掛けフック。M6からM10まで5サイズ展開、車体のあらゆるネジ穴に取り付けできる汎用性の高さが第1位の理由です。
知人がカワサキNinja400に取り付けるのに使ったところ、リアショックボルトとタンデムステップステー、合計4か所にフックを増設できて、シートバッグの固定が一気にしっかりしました。樹脂製で目立たず、ツアラー向けのカスタム感も出ません。価格も2個入り1,500〜2,000円とコスパ最強!!レベル。
惜しいのは、ネジサイズを買う前に必ず計測しないといけないこと。M6とM8でサイズ違いがあって、合わないネジに無理やり押し込むとネジ山を痛めます。バイクのサービスマニュアルか販売店で確認してから注文するのが安全です。
取付の汎用性 5段階中5(あらゆるネジ穴に対応)
向いているバイク ネイキッド、SS、アドベンチャー全般
5サイズ展開でほぼあらゆるバイクに合う!
第2位 タナックス MOTOFIZZ プレートフック3 バイク用荷掛けフック MF-4729

バイク用バッグの専門ブランド、タナックス(モトフィズ)のナンバープレート取付タイプ。ナンバープレートのボルト2本にフックを共締めするだけで、車体に傷をつけずに4か所のフックポイントを作れる優秀品です。
リアショックにアクセスできないSSバイクや、シートカウルがフラットでフック取付場所がない車種に刺さります。ホンダCBR250RRに取り付けてみたところ、もともとあったタンデムステップのフックと合わせて計6か所のフックポイントが完成して、ソロキャンプ用の40Lシートバッグも余裕で固定できるようになりました。
ぶっちゃけ、極端に重い荷物を載せると樹脂部分がしなる感覚があります。10kgくらいまでなら問題なし、それ以上の荷物はストラップを2本以上使って力を分散させるのがコツです。

タナックス MOTOFIZZ プレートフック3 バイク用荷掛けフック MF-4729
ナンバー共締めで4か所のフックを増設!
第3位 プロトツーリング PLOT ステルスフック プレートフック PNB001

「使わないときはフックが目立たない」を実現したPLOTのステルスフック。普段は折り畳まれていてフックが見えず、必要なときだけ起こして使う設計が画期的です。
ヤマハMT-07で試してみたところ、ナンバープレート裏に取り付けてもフックの存在がほぼ視認できないレベル。カスタム感を出したくないライダー、車検時にディーラーから「これ何ですか?」と聞かれたくない人にバチっとハマります。価格は2,500〜3,500円とデイトナやタナックスよりやや高めですが、見た目重視派には替えがきかないアイテムです。
注意点としては、フックの可動部分が小さくて、太いストラップやベルトが入りにくいこと。細めのロックストラップやゴムコードと組み合わせる前提で考えると、選択肢が広がります。
プロトツーリング PLOT ステルスフック プレートフック PNB001
使わないとき折り畳めるステルス設計!見た目を崩したくない人に!
3本を体験ベースで比べてみた独自比較表
スペック表だけだとピンと来ないので、バイク仲間と一緒に試した体感を表にまとめました。
汎用性 5段階中5/耐荷重 4/見た目の目立たなさ 4/価格の安さ 5タナックス MF-4729
汎用性 4(ナンバー周辺のみ)/耐荷重 3/見た目の目立たなさ 3/価格の安さ 4
PLOT PNB001
汎用性 4/耐荷重 3/見た目の目立たなさ 5(ステルス設計)/価格の安さ 3
「見た目の目立たなさ」はバイクのデザインを崩したくないライダー向けの評価軸です。汎用性とコスパならデイトナ、ナンバー周辺の増設ならタナックス、見た目重視ならPLOTという棲み分けです。
荷掛けフックの使い方とストラップの相性
フックを増設しただけでは荷物は固定できません。ストラップやネットとの組み合わせが必須です。
② フックは最低でも左右対称に2か所以上使う(片側に荷重がかかると振動で外れる)
③ ストラップは2種類使い分ける(ゴム式は柔らかい荷物、固定式は固い荷物)
④ 走行前に荷物を手で揺らして固定具合をチェック
⑤ 高速走行時は1時間ごとにストラップの緩みを確認
ストラップは伸縮するゴム式と、伸びない固定式の2種類を持っておくと、荷物に応じて使い分けできます。ROK strapsやタナックスのパワータイベルトを2セット買っておけば、ほぼあらゆるツーリング荷物に対応できます。
セットで揃えるとツーリングが化けるアイテム
荷掛けフックは入り口で、ここから派生する便利アイテムがいくつもあります。
タナックス パワータイベルト(伸縮なし、ガッチリ固定)
ツーリングネット(小物の補助固定に)
シートバッグ40L(メイン荷物用)
傷防止テープ(シートカウル保護)
ROK strapsは、バイク乗りなら1セット持っていて損なし。アジャスト機能つきでゴムが伸びても長く使えて、キャンプ用品の固定で重宝します。
荷崩れを防ぐためにライダー仲間がやっている小ワザ
仕上げに、長距離ツーリングで実際に効くちょっとした小ワザを紹介します!

筆者の経験上、荷崩れの9割は「フック1点の片荷重」が原因です。最初の30分で違和感を感じたら、すぐ停まってフックの位置を変えるのが鉄則。バイクは車と違って荷物が飛んだら他人を巻き込む大事故になります。
正直、フック1つ増設するだけでツーリングの自由度がガラッと変わります。何年もキャンプツーリングを楽しんでいる仲間ほど、荷掛けフックには手間とお金を惜しまない印象。これは早めに揃えたほうがいい投資です!!
この記事を書いた人
●横井宗孝カー用品やバイク用品を得意とする筆者。今回はキャンプツーリング歴10年以上のライダー仲間複数名と、バイク用品店スタッフへの取材をもとに記事を執筆しました。読者目線で買って外しにくいフックを紹介しています。



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