360mmの簡易水冷、Core i9やRyzen 9を使うならほぼ必須レベルの冷却装備です。 筆者もCore i9-14900Kに空冷で挑んだ時代がありましたが、サーマルスロットリング連発で泣きました。
360mm簡易水冷クーラーはどんな人に向いているのか
360mmラジエーターの簡易水冷は、ハイエンドCPUをフルパワーで動かしたい人にとって最良の選択肢です。 240mmとの違いは放熱面積の大きさで、ファン3基分のラジエーターが余裕をもってCPUの熱を処理してくれます。

選ぶときのポイントは、ケースの対応サイズ、ポンプの静音性、そしてソフトウェアの使い勝手の3つです。 正直、冷却性能は各メーカーそこまで大きな差が出ないので、使い勝手や見た目の好みで決めていいレベルです。
360mm簡易水冷クーラーの人気ランキング5選
第1位:CORSAIR NAUTILUS 360 水冷式CPUクーラー

CORSAIRの最新360mmモデルです。 取り付けてPCを起動した瞬間、あまりの静かさに「あれ、ファン回ってる?」と二度見しました。 それくらいポンプとファンの動作音が小さいです。
ただ、価格帯はやはり高め。 360mmクラスの中でもプレミアム寄りなので、予算に余裕がある方向けです。

第2位:NZXT Kraken Plus 360 v2 Black 簡易水冷CPUクーラー

NZXTのKraken Plus 360 v2は、ヘッド部分にLCDディスプレイが付いていて、CPU温度やGIF画像を表示できます。 正直、最初は「ディスプレイ要る?」と思ってたんですが、実際に使ってみるとCPU温度が常に見えるのがめちゃくちゃ便利です。
冷却性能もさすが360mmで、Cinebench R23を30分回してもCPU温度は80度前後で安定していました。
デメリットはLCDディスプレイのぶん価格が高いこと。 ディスプレイ不要なら下位モデルの「Kraken Core」でも冷却性能は十分です。

第3位:MSI MAG CORELIQUID I360 360mm簡易水冷CPUクーラー

MSIのCORELIQUID I360は、価格と性能のバランスが絶妙なモデルです。 開封して最初に思ったのは「チューブが柔らかくて取り回しがラク」ということ。 硬いチューブだとケース内で無理に曲げる必要がありますが、これは自然にルーティングできました。
MSI Centerで温度やファン速度を管理できるので、MSI製マザーボードとの相性は抜群です。

第4位:Cooler Master MasterLiquid 360L Core ARGB 簡易水冷CPUクーラー

Cooler Masterの360mmモデルは、360mmクラスの中では価格が抑えめで手が出しやすいです。 「360mmの冷却力は欲しいけど、3万円は出せない」という方に刺さる1台です。
実際に使ってみると、ARGBのライティングがかなりキレイで、暗い部屋でPCを見るのが楽しくなりました。 冷却性能もCore i7-14700Kを問題なく冷やせるレベルです。
ただ、ポンプの耐久性については口コミで「1年半で異音が出た」という報告もちらほら見かけます。 個体差かもしれませんが、保証期間は確認しておいた方がいいです。

第5位:ID-COOLING FX360 INF 360mm 簡易水冷CPUクーラー ARGB

ID-COOLINGは日本ではまだ知名度が低いですが、海外では価格破壊レベルのコスパで人気のブランドです。 このFX360 INFも、ぶっちゃけこの値段でこの冷却力は反則レベルです!!
ファンのインフィニティミラーデザインがカッコよくて、ケース内の見た目が一気に華やかになります。 冷却性能はCORSAIRやNZXTに引けを取らないレベルで、コスト差を考えるとお得感がすごいです。

360mm簡易水冷5モデルの比較表
| モデル名 | メーカー | 高負荷時の安定感 | ファン全開時の静かさ | 見た目のカッコよさ | 初めてでも迷わない取り付けやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| NAUTILUS 360 | CORSAIR | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| Kraken Plus 360 v2 | NZXT | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| MAG CORELIQUID I360 | MSI | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| MasterLiquid 360L Core | Cooler Master | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| FX360 INF | ID-COOLING | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |

360mm簡易水冷を入れるなら一緒に用意したいもの
360mmラジエーターはかなり大きいので、取り付け前にいくつか準備しておくと作業がスムーズです。
追加のケースファン:ラジエーターにファンを3基使うので、排気用のケースファンが手薄になりがちです。 背面に120mmファンを1つ追加しておくとエアフローが整います。
長めのドライバー:ケース天面にラジエーターを固定する際、奥まった位置にネジ穴があることが多いです。 150mm以上のプラスドライバーがあると作業が格段にラクになります。
360mm簡易水冷のメンテナンスと長持ちさせるコツ
簡易水冷は「メンテナンスフリー」と言われますが、実際にはちょっとしたケアで寿命が変わります。
あとは半年に1回くらい、サーマルグリスの状態を確認して、乾いていたら塗り直すのがベストです。 グリスが劣化するとCPU温度が5〜10度上がることもあります。

ちなみに、ラジエーターの設置場所は「天面排気」がベストです。 前面吸気で設置する場合は、チューブが下側に来るように取り付けないとエア噛みの原因になります。 エア噛みすると「コポコポ」という音がして冷却効率も落ちるので、取り付け向きは要注意です。
ポンプから「ジー」という異音が聞こえ始めたら、そろそろ寿命のサインです。 無理に使い続けると液漏れのリスクがあるので、異音が出たら早めに交換を検討してください。
●筆者:RASUPCパーツや自作PC関連を得意とするプロライター。 メーカー担当者や専門ショップへのリサーチをもとに、買う前に知りたい情報をわかりやすく届けることを心がけています。



コメント